Sちゃんは4歳、幼稚園に通う女の子です。幼稚園のクラスでの活動は、他の子たちも一緒に参加しています。また、お昼の準備も率先して行い、準備は出来ると椅子に座って待っているような子です。ところが、昼食後にホールで行う自由遊びの時間でちょっと問題が。自由遊びの時間は他のクラスの子ども達も一緒に遊ぶのですが、他の子ども達とは一緒に遊ぼうとはせずに皆が遊んでいるのを端っこで見ているのです。見ている最中は、ホール内に使いっぱなしになっているおもちゃを見つけては取りに行き、元あった位置に戻しているのです。遊び時間中はずっと、出しっぱなしになっているおもちゃを片付けています。Sちゃんにとって、クラス内の活動や昼食の準備は「誰と・何を・どのようにすればいいのか」が理解出来ていて、自ら率先して参加する事が出来ています。しかしホールでの自由遊びは、どうしたらいいのかイメージが持てずに不安になってしまうようなのです。その為、ホールでの遊び時間に分かる事=おもちゃの片づけとなり、片付けるという行動にこだわっていると見られます。片付ける行動以外は端に立って見ているだけ。その為に、周りの大人たちは、Sちゃんがお友達と遊べないのだと思われてしまっています。Sちゃんからしてみれば「みんな何しているんだろう。私どうしたらいいんだろう。おもちゃの出しっぱなしはダメなこと。誰も片付けない。仕方ないな、しまっておこう。」と思っているかもしれません。特に周りの人に迷惑をかけているという事はありませんが、大人からすると心配ですね。Sちゃんのような行動も、こだわりの1つです。ただし、今回の例のように周りに迷惑が掛からず、社会的に認められるようなこだわりは、その行動に対して認めてあげてください。周りの大人が褒めてあげてください。そうして役割として自信を持たせます。そうする事で、Sちゃんも片付けるという行動に対して役割意識と安心感を持つ事が出来るでしょう。